木更津学芸会

誰かが菊地成孔って書いたらえらいキーワードリンクで人がくるっていうから、ちょっとしたらエスロピさんちにリンク張ってしれっと友達面してばっくれようかと思ってたら、タイガー&ドラゴンの方がリンクできた人多かった。しょうがないねえ、私の鑑賞法でも書いときますか。
いやね、私『木更津キャッツアイ』が大好きなもんで、あれがサンクチュアリだと思っているもんでね、今回とか最高。もう公助がぶっさんに裏で演技指導されてるんだろうなあ、と思いながらあのやりとりみるわけ。
どういうことかってえとね、あれはぶっさんが死ぬまでの思い出作りでキャッツメンバーが映画撮ろうぜみたいなことになって、アニお前かつらかぶれやとかぶっさん台詞何度も間違えんなよ「勝てる気がしねえ」だよ!Vシネスマイルとかいらねえんだよ!とかバンビが口とんがらせてキれてて、そんでローズさんとかオジーに整形して捕まって出てきたジョージとか美礼先生とか公助とか巻き込んで作ったお話を見てるような気分で見るんです。ドラ猫とぶっさんが兄弟ってマスターがキャスティングして、えーっつってんの裏で私の脳内という裏で。こんな役嫌だよと言う公助をぶっさんが「実の親子じゃねえとこんな役できねえだろ」って説得かますの、んで最後OK出た後「公助、やればできんじゃん」ってぶっさんが言って公助が笑うの。このドラマが終わった後はやっさいもっさいを踊ってんの、みんなで踊んの。木更津って桜中学とか富良野とかそういうレベルで存在してるからそういう事はあるのきっと。んで、木更津のフォーマットは容量がデカイので、誰がでてきても後付けで理由を作れるのですごいなあと改めて今思った。桜中学で生きている坂本金八武田鉄矢はある種切り離された存在であるように、富良野で生きている黒板五郎と田中邦衛はある種切り離された存在であるように、木更津で生きているキャッツとその周囲の人々とその人々を演じている人々の存在は切り離してとらえるものなんだが、いかんせん作ってる人間がほぼ木更津キャッツアイの面子なのでタイガー&ドラゴンは木更津の人達がはりきって自主制作の映画を撮ってるのを放映しているのを見ている気分になるのでした。いまいち乗り切れてない人はこういうメタレヴェルで見ると面白くなりますよ!
この話を一言でまとめると、私は『タイガー&ドラゴン』を『木更津キャッツアイ』の劇中劇として見てるってこと。タイガー&ドラゴンのフォーマットで説明すると、タイガー&ドラゴン全篇がヅラつけてるとこみたいだと思ってるってこと。

昇太師匠は、真打ちになりたての頃だったかなあ、『ジャスト』のお宅訪問でミスターちんが独り住まいの一軒家に上がり込んだんだけど、そこがやたらきちんとしてて、でもプロレスのマスクがいっぱいでてきて、なんかルチャリブレが好きとかそういう話でちんと技をかけあってる姿が眩しくて、この人は嫁がいらないっていうか自分が嫁になる人なんだろうなあと思ってたんだけど、真相は薮の中でございます。