2014-01-01から1年間の記事一覧

a fest year

2014年は4年に一度の冬季五輪とサッカーW杯がある年だからそれだけで忙しいのにいちいちその合間に選挙ぶっ込まれた挙げ句12月に衆院選という日本最大のまつりがやってきたので他のことやる余裕がなかったような気がしますが、手帳とiPhoneを元に振り返って…

うごくおん◯/It's gonna fine

師走のバスに揺られて途中にオペラシティ前を通り、そういえば『ドラミング』を聴きにここに来たのも年の瀬だったかな、など思い出しつつ少し気になっていたホールに足を運びました。第2回 アート×アート×アート<音楽×ダンス×写真> TETRAHEDRON | テトラヘ…

Where is my “Huis clos“?

どうしても中村恩恵のダンスを生で観たくてたまらなくなっていたので『DEDICATED 2014 OTHERS』を10/24のソワレで観に行きました。サルトルの『出口なし』が演目に入っていたのもあって。http://www.kaat.jp/d/dedicated_others 前半の「ジキル&ハイド」は…

線引き

先週のフレンズ・オン・アイス2014の1部放送見たら、やっぱり気持ち悪くなって、私はここに行かなくてよかったなと思った。以下、米原万里が狐たちの「アウシュビッツ」、毛皮獣の養殖場に身を置くはめになった時のことを書いた文章。 一メートル立方の高床…

モデルとの距離

ブラジルワールドカップはロッベン中心で見るぞ!とオランダの下馬評に震えつつも決めてたらとても楽しい大会になった。2010年南ア大会って1次リーグで日本とオランダ同じグループだったけど、日本戦にロッベン出てなかったから誰も覚えちゃいなかったのが悔…

今だけの果実

Noismの「カルメン」KAAT初日で観てきて、もうすっごく面白かったので、21(土)22(日)の神奈川芸術劇場公演や27(金)の兵庫県立芸術文化センター公演、都合つく人はなんとか行った方がいいです! http://www.noism.jp/schedule/2014/06/ 当日券は出ると思うか…

カイとゲルダ、小さな子供としてのわたしたち。

宮崎駿の映画作品が子供の頃からずっと嫌いでした。自分の理想の少女像を押し付けないでくれ、とずっと拒み続けていました。私はこの人の作品に洗脳されず好きなように生きよう、と思ってきました。 もう少し詳しく説明しますと、宮崎駿の描く少女を能動的だ…

私を/私が/隔てるもの

言葉が怖くなった。言葉の暴力性が剥き出しになった瞬間に、それから逃れられない運命が怖くなった。 ピナ・バウシュの『コンタクトホーフ』で、女性が男性に体をまさぐられ嫌がるシークエンスがある。その時、白人女性ダンサーが叫んだ“Stop!”と日本人女性…

and go on

今季のジェレミー・アボットのプログラムはSPよりむしろFSの方がピナ・バウシュの静謐な緊張感を湛えた世界観に近かったように思います。というわけで、3月のさいたまに足を運んでワールドではなくピナ・バウシュ振付ヴッパタール舞踊団公演『コンタクトホー…

It's a time

高橋大輔の今季のプログラムは、SPは『私の好きなフィギュアスケーター・高橋大輔』の、FSはオフリンクも含めた『私の好きな人間・高橋大輔』の集大成だと初見の時に思った。これ2本とも完成形が観れたらそれだけで私は幸せだと願っていたら、大会は違えど、…

束縛/解放

金森穣の踊りをやっと観ることができた。1/24のNoism1『PLAY 2 PLAY -干渉する次元』KAAT公演、ぎりぎりまで悩んでいたのですがなんとか横浜まで足を運べて良かったです。最初に出てきた時は、井関佐和子と生き別れの双子のようなものなのかと思った、が、違…