さまよえるフィギュアスケートヲタ

もうすぐ男子フリーが始まります。私は高橋大輔のフリーのラフマニノフのピアノ協奏曲2番を見ていると、どうしてものだめの5巻の千秋とミルヒーラフマニノフを思い出すんです。千秋と高橋大輔は似てなくもないと思います、髪型とか。妙に淡白な色気、白檀の香りのような端正な色気が通じると思います。昔の高橋大輔はどちらかというと白王子のようでしたけど、今は完璧黒王子だと思います。漆黒の羽が舞い散ると思います。のだめ読んでない人やフィギュアスケートをそんなにコアに見てない人にはわからない例えで突っ走ってますが、いいじゃん佐久間学になったって。4年間待ち続けたんだよ私は。フィギュアスケートにメダルの期待とか言われるの嫌だから、もっと純粋に見たかったから、他の競技でメダルさっさと一つや二つとって欲しかったんですけどもう仕方ないす。最終滑走に残ったっていうのがどれほどすごいことなのかわかってほしくても、どうせみんなメダルメダルいうんだろうから私はひっそりと一人で楽しみます。あと荒川ヲタが「誰も寝てはならぬ」と使い過ぎだと思う。使いたい気持ちはわかるけど。フィギュアスケートヲタでラフマニノフ好きとしては、荒川さんがSPを幻想即興曲に替えたのは残念です。SPのパガニーニ、けっこう好きだったんだけど。そんで今年はラフマ、イタリア関連、ロミジュリ(これも舞台はイタリアか)という大定番プログラムは見かけるんですけど、あと一つの大定番プログラム、ボレロを使ってる選手っていますか?オリンピックでラベルの「ボレロ」を見ないとなんだか物足りなくないですか、ラフマとプッチーニ(というかトスカ)とロミジュリとボレロって毎回絶対有力選手が滑ってた気がするんですよねえ。地味に私、アブトのボレロ好きだったんですよ。ボレロといったらトービル&ディーンですけど。

実家でフィギュアスケートを見ていたらどこかのペアが蝶々夫人使ってたんですけど、そしたら一緒に見てた母親が「ある晴れた日に」だ*1、といきなり言い出して。日本語であーる晴れた日ーにー、と口ずさんでてびっくりした。日本語歌詞あるんですね。なんで知ってたんだろうあの人。

*1:ちなみに「ある晴れた日に」は安藤美姫の新しいフリーの曲です。