舞台に立つ準備ができた者のみ立候補してくださいよと

なんかワールド開催中に都知事選が始まってて、気付いたら今週末にはもう投票なんだと。正直まだぼんやりしてるがぼんやりしてるなりに選挙公報とか政見放送は見てる。が、見ていて腹が立ってしょうがない。この中でガチで都知事になりたくて都知事になる意味もわかっていて戦ってるのってどんなにゆるく見たって3、4人だろうと。本気で都政担う気がない人間が立候補なんかすんなよと。お前らも供託金払ってるんだろうけど税金だって投入されてるんだよと。
3月末の東京体育館での鬼気迫る勝負の感覚がまだ強く残ってるんですよ。その感覚を味わってしまったから、なおさら都知事選のとんだ茶番劇に腹が立ってしょうがない。茶番で立候補してる奴らは本気で戦ってる候補にも失礼だろうと思う。
もしかしたら私が茶番だと思ってる候補の中には本気で戦ってる人もいるかもしれないけど、だったらお前の本気には器が伴ってないよ、と宣告する。

茶番じゃない人に対して考えたいのに14人も立候補されてたらノイズがひどくてろくすっぽ選挙戦を追う気もしない。

というか、考えなくても私の投票行動は決まっていて、東京オリンピック開催とかそんなもんいらん、東京体育館にブース出てたけど、現知事以外の誰が望んでるんだあんなの。

今回はなんか波乱が起きる気がするんだよね。去年の滋賀県知事選なんか新幹線いらないで知事選ばれちゃったでしょう。東京だって都市博やらんで知事選ばれたことあるでしょう。波乱が起きればいいなという願望も、もちろんあるんだけど、でもやっぱり石原都政を更に続けさせたいと思う人のことは私には理解できません。

石原慎太郎ホモフォビアなのはよく知られてるけど浅野史郎の選挙戦の写真になんかびっくりした。というか、ちょっと感動したのだった。
http://www.janjan.jp/election/0704/0703312794/1.php
同性愛者と一緒に演説してる、というある意味石原慎太郎以上に同性愛者を馬鹿にした視点からではありません。同性愛者を特別扱いするなら私も多分同じような特別扱いをされてしまってそういうの嫌だし(フィギュアスケート観戦してて近くに男性の同性愛者がいるとなぜか落ち着く私がいたので彼らは私にとっては愛すべき隣人である、という意味でのちょっとした特別扱いはあります)、ホモフォビアと逆のベクトルで同性愛者を特別視しているいわゆる「腐女子」という方々の嗜好にも私は馴染めませんので、そんな私が何に感動したのかというと、上のURLの写真の中の人たちが全員本気で戦ってる顔でしょう、それに感動しました。都知事選が茶番劇だけじゃなくて本気で戦ってる顔があったことが嬉しかった。人間が前向きに戦っている姿はいつだって美しいです。