音楽を趣味にしたい

ちくま文庫がキャンペーンやってることをこの前「遊覧日記」買った時に知ったんですよ*1
そんでその時にサイードの「ペンと剣」買おうかどうか迷って結局買わなかったんですけど、やっぱり買ってしまった。なんだかシャロンの容体が大変だから、イスラエルパレスチナがまたきなくさいことになりそうだから、時事ネタとしてやっぱ読もうかなと。
私はオスロ合意の時高校生でして、まんまとクリントンの演出に乗せられ感動したクチなのですが、サイードの切り口にあの頃なぜ気付かなかったのかなあ、というのと、高校生の私には無理だったろうなあ、というのとで混乱しているうちに意識が高校生の時に戻ってしまったのか、買ったのは新宿高島屋紀伊国屋書店だったんですけど、そこからイルミネーションに彩られたデッキではしゃいでる子供達を見ながら新宿駅まで歩いてるうちに、なんだか無性に楽譜が読みたくなって、私は手がもうオーバーワークでダメになってるから楽器は無理なんだけど、もしかしたら歌だったら趣味にできるかもしれない、と思ったらなんだか泣きそうになって。
「ある晴れた日に」とか「アヴェ・マリア」とかそういうアリア歌えたら楽しいだろうなと。
私は音楽を趣味にすることはもう無理だろうなと諦めていたのですが、趣味にできる可能性が見つかっただけで心の底から嬉しさが湧き出てきて。
私にとって音楽は本当に大事なものなのだなあと再認識しました。ベルカント唱法とか習いたい。楽譜をおっていきたい。心の底に押し込めてた音楽への思いはこれほどまでに強かったのかと驚きました。

イードのように、とはなかなかいかないでしょうが、志としては彼に少しでも近付きたい、そう思います。

あとやっと野中広務の「私は闘う」の文庫手に入れました。野中史観の小沢一郎が面白すぎる。永年の小沢一郎亀井静香ヲチャーとして必読の書でありました。


私は闘う

私は闘う

これを次こそ買う、モヘアの毛糸も買う。