夢色☆フィギュアスケート

のだめに出てくる佐久間学バリの力量を持つ、フィギュアスケートライター青嶋ひろのさんの青嶋節が大好きなんです。
サッカーの青嶋節(マルカトーレ青嶋=フジの青嶋達也アナ)は、知識を諧謔で包み込み、悪ふざけギリギリのところでも選手やサッカーへの愛情が下支えになってるから楽しく笑えるんだけど、フィギュアスケートの青島節は、知識を愛情で包み込み、欠点は慎重にだけど的確に言葉を選んで指摘する細やかな心遣いがあるから安心して読める。両者ともアナウンサーとしてやライターとしての技量はしっかりとしている上に愛情がのっかってるからとても好きだ。
今季に入っていきなりフィギュアスケートの報道や記事の量が増えたのでびっくりしてたのだけど、ほとんどがごく基本的なことすらわかってなさすぎる報道や記事だったので、知識と愛情と経験を兼ね備えている青嶋節に触れてやっと落ち着いた。
ネットで読めるのはニフティのフィギュアスケート特集だけかと思ってたらテレ朝のGPS日本大会(かたくなにそう書いてるよね、NHKマイルカップのことをかたくなに最初の数年マイルカップとしか呼ばなかったフジの競馬中継を思い出す)の戦評も書いてるの青嶋さんぽい気がする。Marina Zueva(小塚・中野両選手の振付師で今回NHK杯に来てた)のことズウェアって書くんですよ、青嶋さん。(マリナ・ズエワ表記が日本では多いと思う)
ニフティ(http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/2006/12/post_316e.html)

 それでもショートプログラム。自身も気に入っている「SAYURI」のプログラムを、振り付けをしたマリーナ・ズウェアも見守る中で、しっとり、力強く披露して見せた。

テレ朝(http://www.tv-asahi.co.jp/figure2006/pc/gp6/index.html)

ズウェア振付のキュートなプログラムも、万全の状態で滑れば極上なパフォーマンスを見せられるはずのもの。今後の大会での奮起を待ちたい。

ズエワ振付はガーリーだなあと中野さんの方じゃなくて小塚くんの方をみてより強く思った。ありゃ少女漫画やガーリー映画の男の子だなと。私はガーリーステイツの住民なのでああいうの大好きです。モロゾフ振付の頬なでレベルで見てすぐわかるガーリーさだよね。
NHK杯見てて、初めてそのお姿を確認したのですけど、雰囲気がやっぱりそういう人だった(私の中の分類でそういう人って他にはソフィア・コッポラとかアニエス・ヴァルダとかです)。

ニフティフィギュアスケート特集、今季はなんだか物足りないような気がしてて、NHK杯まできてやっとわかった。青嶋節が足りなかったのかと。この人の文章が読みたかったんだと。

そういえば私いつも書き忘れるんだけど、中野さんのイーグルが好きなんだよね、イーグルって普通迫力が出るもんな気がするんだけど、小柄で色白の中野さんがやると可憐なの。あれが何気に中野さんのスケートのガーリーテイストの神髄な気がするの。女子だと荒川さんのイーグルも印象に残るんだけど、あれはド迫力じゃん、大輪の花がカッと開いたみたいな。中野さんのイーグルは、ちっこい花のつぼみが開く瞬間を見守る気分になれて好き。