ペアの女の子たち

川口悠子ちゃんが東京ワールドに出場できることがとても嬉しい。あのロシア代表に日本人(彼女はまだ日本国籍だ)が入ることが信じられない。最近は中国ペアが席巻してるけど、ちょっと前まではたとえそれが五輪であってもワールドであってもペアってロシア(ソ連)の国内大会みたいなもんだったから、ロシアが弱いと悲しくなるのですけど(サッカーでブラジルが弱いと悲しくなるのと一緒だ)、あのロシアンペアチームの一員として日本人が凱旋してくると思うと嬉しくてたまらない。キスクラのモスクヴィナも楽しみだ。井上怜奈川口悠子がくるとなると若松詩子の姿も見たかったな。そういえば彼女達の系譜に中野友加里もいずれ入るんだと数年前は思っていたわ。
なんだかんだ言っても私はフィギュアブーム悪くないんじゃないかと思う。テレ朝やフジに文句つけてる人は贅沢だと思うよ。文句つけるのは簡単だけど、フィギュアスケート冷遇期知ってると、今の状況に文句つけたら罰が当たると思ってしまう。
そもそも私がフィギュアスケートの会場に足を運ぶ勇気が出た一因はフィギュアスケートブームでまぎれこんでしまえたからだ。それまでの会場の雰囲気は怖かった。モーヲタやサカヲタという人種*1が流れていったのを見てなんとなく混ぜてもらえた感があって、長年テレビ観戦のみのファン層(けっこういたと思う)を現地にとりこめたのはフィギュアスケート界にとってもよかったんじゃないかと思う。

私が道産子として気になるのは、釧路出身の柴田くんのスケーティングって、北海道の子の冬道の歩き方・滑り方(北海道の子は冬道を滑って歩く)の癖が出てるんじゃないかなあということ。ミニスキーで走りまくってた感覚になんか近い気がする。下手に「滑る感覚」持ってるから癖が抜けないんじゃないかなあ。小塚くんなんかうまくハイドロやるけど、北海道の子にとってはハイドロはスケートリンクじゃなくて普通の道で普通の冬靴でやって遊ぶものだったから、あの感覚を忘れないでスケート靴履いてやってしまうと、柴田くんのスケーティングの時の音が出てしまうのかな、とちょっと思いました。ミニスキーでガリガリでこぼこした氷削って滑って遊んでたの思い出して、何かに通じると考えてたら柴田くんのスケーティングだった。

そんでふと思ったけど、大ちゃんって今あんまりMIFがプログラムの中に入ってないね。スケーティングのうまい人ってイーグルなりイナバウアーなりハイドロなりを達者にプログラムに組み込んでる印象あるけど、少なくとも今季の彼のプログラム構成に入ってないよね。そういう所はだいたいツイズルやってる気が。

ちょ、これ、何?のどかな時代に作られたページをサルベージしてしまいました!
http://www.asahi-net.or.jp/~gd8k-ymd/sdll0115.html

*1:共に友人知人多数