冬眠すること熊のごとし

私の部屋の汚さが本当にシャレにならず、なのにamazon処女膜やぶっちゃったら火がついて(わかってたから頑に鉄の処女を心にとどめておいたのに)気付いたら晴雨兼用の傘まで頼んでる昨今ですが、これは誰もが通る道なのでしょうか。次はiPodが私の物欲の攻防戦の主役です。amazonで押し上げちゃったラインをコントロールする人を誰にするのか問題。ここはJ2サポらしく守りに徹していこうと思ってます!守るが勝ちなんでしょ!

文化系女子というかオリーブおばさんは「食う寝る」とか「わふくのプリンセス」とかにいくらしいですけど、どっちにも行けない私はうっかりFIGARO japonを立ち読みして心のオリーブ少女という名の日本製リセエンヌ(むしろもうオリーブおばさんだからリセ卒業した日本製エセパリジェンヌか)をうっかり刺激しちゃって買っちゃった。雑誌なんて部屋が散らかるだけだから極力買わないようにしてたのに買っちゃった。

madame FIGARO japon (フィガロ ジャポン) 2007年 3/20号 [雑誌]

madame FIGARO japon (フィガロ ジャポン) 2007年 3/20号 [雑誌]


で、私はオリーブ育ちの文化系女子サブカル大学出身なもんですから、小津とかゴダールとかいっちゃうような部分も持ち合わせているわけです。
その観点から、今やってる『風林火山』を見てて、これはヤバい!cool!ill!とか口角泡を飛ばし語りたいわけです。
何がすごいって仲代達矢の演技は言うに及ばず、光と陰の使い方が日本映画の伝統をしっかり受け継いでいてヤバい。勘助と晴信のコントラストをきっちり描き分けていてすごい。勘助はもちろん、あの晴信を演じている歌舞伎役者の人の晴信というキャラクターの捉え方が面白い。脚本が『てるてる家族』の人とは思えないけど、この人の脚本は最終的に他人を嫌な気分にさせないから見てて安心できる。その点は変わってない。
本当に、クロとシロなんだよ、『鉄コン筋クリート』のあの二人なんですよ、勘助と晴信。どちらかが欠けてもダメな、まだコンビは組んでいないけども、そういうことになる演出の伏線は張ってる。それが主にライトの当て方だっつうのがすごい。勘助役の人が徹底的に暗く演じることができるように晴信役の人はあえてあんな演じ方をしてるんだろうなと思って、ここのチームはいい感じで回ってるなと思いました。この二人がコンビを組んだ時に視聴者がそのお披露目をどう受け取るのか、というかその瞬間をどう演出するのか、今すごく楽しみです。