そっかこれか

友達んちから武満徹の映画音楽集と冨田勲の月の光の再発紙ジャケ盤のCD借りてきたら、ああそうかこれなんだ、と思いました。武満は私、映画音楽から入ってたんだなあと「はなれ瞽女おりん」のテーマ聴いてわかった。なぜかこれ、高校の体育の時間に見たはず。そんで、冨田勲の紙ジャケコレクションに収録されてる曲みたら、そっかそっかそうだったうちの先生冨田勲に傾倒してたんだったわ、だからああいう選曲で私もこういう嗜好になってしまったのかと、子孫がご先祖様に会いましたよ、という感覚です。つうかまあドビュッシーの「月の光」が弾きたいからピアノをずっと細々と続けていたのでそこはまあ元々の資質もあるんでしょうけど、「展覧会の絵」「禿げ山の一夜」「惑星」「火の鳥」「ロメオとジュリエット」「ダフニスとクロエ」「アランフェス」「アルビノーニアダージョ」「パッヘルベルのカノン」そして極めつけは「悲しきワルツ」!途中からフィギュアスケートの名演が重なってくるわけですよ!ルーツから現在までこの人のディスコグラフィーでつながってしまった!
シベリウスの「悲しきワルツ」なんて私今季のアイスダンス見てて初めて聴いたよ(北欧の国民楽派をあんまり聴かないから)(でも来季のアイスダンスODの指定民族舞踊だから国民楽派けっこう使われるのかな)(OD指定がラテンやらタンゴやら続いてたので民族舞踊楽しみ)(今年のラ・フォル・ジュルネってテーマ国民楽派だったっけ?)。
それにしてもヴァーチュー・モイアーのFDの「悲しきワルツ」はほんと素敵なプログラムでしたねえ。YouTubeにあったから持ってきた。私これ生で会場で見れて果報者だと思う。

この二人に関しては若いうち、もう来季のうちにチャイコ版のロメジュリで滑ってほしい。チャイコ版がいい。
あと、この前ラヴェルのピアノ協奏曲聴いてからこれは安藤美姫に滑ってもらってクワドサルコウ決めてもらうしかない、と勝手に思ってたんですけど、バーンスタインがこの曲で弾き振りやってるのを見たら、その思いがいっそう強くなりました。こんな芸当そうそうできるもんじゃない、女子のクワド並。ピアノの弾き飛ばしやオケの音の合わなさはあるけどそんなこと力技で押切っててどうでもよくなってしまってただ迫力に圧倒された。

見えるんだ、見えるんだよ!このヴァージョンだとちょうど30秒前後でクワドを決める安藤美姫が!このヴァージョンプレストにもほどがあるくらいちょっぱやで弾いてるから実際にはその前に3Lz-3Lo決めてそして4Sくらいの時間はあるはず。さすがに無理だったら50秒のあたりに決めてもいいや!そんな安藤さんを私は見てみたいです!