馴れ合えない私たち
ぶらりドリームオンアイスの旅日記完結編だよ。
中途半端に時間を持て余し、フラストレーションインマイブラッダ!と心の中で向井秀徳となり歌い狂う程度にはムシャクシャと荒んでいたので、帰路途中の駅在住のid:munekataさん(以下ムネカタさん)とid:baritonesaxさん(以下いくちゃん)夫妻に遊んでもらいました。
時間持て余したんで今から遊びにいっていい?、と新横浜からメール送って遊びにいって、しばらくだらだらとべしゃり倒していて、ちょっとテレビでも見るか、となった時に初めて新潟で震度6の地震があったと知った。夜9時くらいに。
それでもまあ普通に真っ黒な話をあっけらかんとしてましたけど。真っ黒な話をあっけらかんとし続けることしかできないすもん。うちの親戚、長岡にいてこの前の地震で家屋全壊して建て直したばっかですもん。考え込んだら負けじゃないすか。
で、今ムネカタさんがやってる連載→●について意見を求められたのですけど、ぜんぜんうまく言えない自分にびっくりだよ。
でも、今回の面白かったよ。これ↓
http://special.yomone.jp/?p=23
これからの展開も色々聞いて、俄然楽しみになりました、とか思わせぶりに書いときゃいいんだろ、馴れ合いって。まあ実際楽しみなんだけど。
私、あんまりインターネット文化や技術がどういう変遷をたどったとかは興味ないんだけど、インターネットに出会った人がその地点からどうやって変化していったのかという個人史は興味あるから、ムネカタさんのヒロスエ検定に合格したのを常に誇りに思っている私としてはアイドルの話→●とかメンヘルの話→●とかは面白かった。今回のもツールの話じゃなくてそれを使って何かをした人たちが中心の話だから面白かった。
「頑張ってネット上で馴れ合ってみよう」と約束したので久々に一生懸命タグ打ってハイパーリンクやってみたけど、これめんどっちいなあ。しかもはてなの仕様だと、どれが自分で打ったハイパーリンクなのかわからないからちょっと手直しした。
いくちゃんとか未だにブログ使ってないもんすごいなあと思ってそこんとこトークしてみたら最近全然更新してないと言われた。ハイパーリンクのためにbaritonesax行ったら本当に今年の2月から更新してなかった。
ムネカタさんに好きな作家を訊ねたら「笙野頼子と60年代の大江健三郎」と言われて、ちょっと考えたら納得できた。
文体フェチとしては、ムネカタさんの常に対象との距離と温度を一定に保って破綻もなく他人を不愉快にさせない程度できちんと読ませる文章を書く技術ってすごいなと思っていて、好きな作家として挙げた人々のうねり狂う文体と種類が違うかなと思って一瞬意外だったんだけど、ムネカタさんの文章って構成がいつもカッチリしてるから、そっちの方は確かにその二人の名前出されるとああなるほどと思った。
私はライターができないなあと思うのはムネカタさんみたいに一定の枠からはみださない文章をずっと書き続けるのは無理だなあと思うからで、ライターに求められる客観性もあまり持ち合わせていないからで、ムネカタさんのように自分の結婚式でもライブレポートでもアイドル萌えでも書評でも文章としてまとめてしまうと同じ温度で並列に扱えるというのはやっぱり才能だと思う。私にはああやって求められた枠内に自分をおさめるような芸当は到底無理だ。
で、ムネカタ家からめぼしい本を抜いて持ち帰りました。ごっそり抜いたくせに手ぶらでいってすんませんでした。
特にこれ。
女は毎月生まれかわる―からだと心が元気になる「月経血コントロール」ゆる体操
- 作者: 高岡英夫,三砂ちづる
- 出版社/メーカー: ビジネス社
- 発売日: 2004/06/01
- メディア: 単行本
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あと、笙野頼子と松浦理英子の対談本の存在をムネカタさんが知らなかったのでちょっと勝ち誇った気になりました。
- 作者: 松浦理英子,笙野頼子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1997/04
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 8回
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とにかく、メンヘル・ボーダー・DVなんかの話題を明るく爽やかに語れる友がいるというのはいいもんですね。
馴れ合いってこんな感じかしら?と一生懸命やったけど、多分違うんだろうな。そもそも初期設定でしょこたん☆ぶろぐみたいな感じで馴れ合おうとしたはずだったのに、どこで間違えたんだろう。初期設定から間違えたのか。私しょこたんみたいになりたいな!って本当に思う。しょこたんの前に道はなし、しょこたんの後に続くものもなし、ああいうワンアンドオンリーな存在になりたいな!って。(←結局馴れ合い全否定)