この夏はスポーツの夏でした

好きなスポーツのネガティヴなニュースにとにかく事欠かさなかったここ一ヵ月、と思ったら正味3週間くらいですが、世間のメインディッシュは相撲なんでしょうけど、まあとにかくフィギュアスケート、競馬、サッカー全部こなくてもいいんじゃないかとは思った。
フィギュアスケートはまだいい、個人の責任だから。よくないけど、日本のことはもう処分出てるし海外のことは詳細がわからないからとりあえずおいておく。
競馬もまだいい、病気は仕方がない。経済的な影響はわからんから、とりあえずこれもおいておく。
問題はサッカーだ。石屋製菓の問題が明らかになってきていても、まあ、そこまではよかった。けど、社長も関わっていたとわかった瞬間に動揺した。ものすごく動揺した。石水社長は北海道にサッカーチームをひっぱってきた張本人で、いわば我々サポーターは彼の夢に乗っかった存在というわけで、我々が信頼していた人物だったから、とにかく困っている今現在。チームの調子がよいのになあ。困ってんの。
しまふく寮通信の本買ってきて、次の日くらいに明らかになってさ、コンサドーレのこと良くも悪くもファミリームードって書いたけどさ、そのファミリーの中心に父親的な感じでどっかりいた人がやったことであってさ、私はファミリームードに悪態をついてはいても結局はそのファミリーの中の人であるとこんなことで確認してしまって、スポンサーってだけじゃないんだよ、クラブの歴史を語る上で欠かせないポイントにはいつも立ち回ってくれた人のことだから、スポンサー企業の不祥事ってだけでも大打撃なのだけど、私達にとってはただのスポンサーじゃないの、胸スポンサーにはそれなりの誇りをもって敬意ももってやってきたの。だからつらいの。
私は現在進行形の出来事を書くとこんなにもつたないんだ、とそのことにも今びっくりしてるんだけど、もうあまりにも動揺しすぎて逆に人目につくところに何か書き留めておかないと整理ができないみたいで、フィギュアスケートでも西武の不祥事で堤さんちの道楽がどうこうで揉めたり揺れたりしてたけど、まあ、あの人はフィギュアスケートは好きなんだろうけど後ろ暗いことも色々やってそうな人だと織り込み済みだったから心配したのはスポンサーとしてどうなるかってことくらいだったよ。
でも、今回は、それどころじゃないよ。私が夢を託した人物が関わっている不祥事だから、そこが一番ショックだよ。選手のこともチームのこともあれだけ可愛がってくれてた人だからというだけじゃないよ。同じ夢を同じヴィジョンを持っていて尊敬できた人間が一方では…という気持ちでショックだよ。裏切られた、と簡単に言えることでもなく、ただただショックだよ。ショックで裏切られたのかどうなのかさえわからないもの。
それで、簡単に「裏切られた」と言える時はたいした出来事じゃねえな、つうか「裏切られた私」が好きなんじゃね?と思いました。恋愛至上主義の人にありがちな価値観と私は遠いなあ。今私はこのショックの本質を見極めたいんだなあ。
どんなスポーツであれ、選手寿命というのは一般的な寿命より短く選手の入れ替わりだって激しいけど、その地にそのスポーツチームを根付かせようと思ったら長いスパンで取り組んでやっていけなきゃならなくて、それは選手の役割とは違うけど、これはこれで大変に重要なもので、というか、こちらの人材の方が不足していると思っていて、その点ではうちのチームは恵まれている方なのかなと思っていたんだけども、その点での業績には文句のつけようがないのだけども、それができるのはやはり本業があってであって、本業があんなことになったらいけないよなあって思うし、でもその本業を私達が今度はお世話になった分支えなきゃとも思うし、まあ今チームとしての総合力を試されている局面かなと。こういう時バッサリ切り捨てることができるチームだったら今の私達のチームは今の形にはなっていなかった、ということだけはわかってます。ファミリーの中で厳しくしぼりあげて(私から見ると厳しさをはき違えているサポーターや逆に生温いし甘やかしてんじゃないかというサポーターも多々いますが実際に現場でやっている人々はそれなりの対処をしていたと思う)、でもまあファミリーだからとにかく困難な目にあっても一丸となって助け合ってまとまってやっていく、というのが今まで私達のチームが歩んできた道なんだけど、やんちゃな息子じゃなくて立派な父ちゃん(とかじいちゃんとかおじちゃんとかそういう位置の人)がやらかしちゃったらどう振る舞っていいかわかんないのが正直なところ。おろおろしてます。