ロメジュリ改正案

緊急重要案件につき、映像見ながらジャンプ書き出し、本来の構成予定を考えた。私は基本的にジャンプどうでもいいので生観戦だろうとテレビ観戦だろうとそういうマメなメモをとらないのだけど、初めてやった。

やりたいのは4T,4T+3T,3A(この間にスピンやCiStを入れ前半終了)(ここから後半)3A+2T+2Lo,3F+3Lo,3S,3Lz,2AそしてSlSt〜スピンでフィニッシュ。なんじゃないかと。コンビネーションの種類は微妙に違うかも。スピンは時間調整とか何やらで柔軟に挟むところ変えてきそうだから省略。
私は、のだめ17巻P74のオクレール先生みたいに「君のロメオ様いいね やさしいけど甘すぎず ちょっと頑なだけど誠実だ」みたいなこと言いたかったよ!せめてこれから言いたいよ!同じチャイコフスキー版使ってるのにこの印象の差はなんだ!

のだめカンタービレ 17 (講談社コミックスキス)

のだめカンタービレ 17 (講談社コミックスキス)

それはともかく私が考える改正案
プロコフィエフがいい、とずっと言ってますけども、ロメジュリは他にもいっぱい音源がある。が、ニーノ・ロータ版は聞き飽きたしあれは大ちゃんじゃないと思う。ベルリオーズロメジュリかいてたなあと思ってちょっと検索したらぶちあたったページ
http://www.tpo.or.jp/japanese/concert/0607.html
上より抜粋引用

?ロメオとジュリエットの物語は、さまざまな作曲家が好んで取り上げた題材です。
 私はこの物語をもとに作られた音楽は、チャイコフスキーの作品も、プロコフィエフの作品も好きなのですが、他の恋愛物語とは大きく違う点があると思うのです。
 つまり、ロメオとジュリエットはどちらもまだ若くて、肉体的な愛を知らない。ひたすら精神的な恋をしているのです。この「純粋に精神的」という点に非常にひかれます。たとえば、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」などは典型的ですが、他の恋愛物語の場合はどうしても肉体性が入ってきます。
 同じように「ロメオとジュリエット」を題材にしても、チャイコフスキー作品は、少し肉体的な要素が入ってきます。プロコフィエフ「ロメオとジュリエット」は純然たるコンサート向けではなく、バレエ音楽です。こうしたことを考えると、ベルリオーズの独自性が際立ちますね。

チャイコフスキー作品についてもプロコフィエフ作品についてもいいたいことはわかる。指揮者なら合唱付きでベルリオーズやりたいんだろうというのもわかる。そして、私が高橋さんのロメジュリをプロコでみたいとずっと言っているのは、ここで言われているようにプロコ版が純然たるコンサート向けじゃなくて、バレエ音楽だから。つまり踊るために伴奏としてつけられた音楽だから、クラシック版ロメジュリの中では一番踊り映えするからです。当然のことです。チャイコ版ロメジュリはリズムが単調なのが気になります。SP、EXであれだけとりにくいリズムをしっかりとっているのだから、チャイコの曲構成の単純さが悪目立ちするからです。

プロコ版だとジャンプ構成と演技照らし合わせるのやりやすいです。
ざっくりやると
ロメオのテーマ(オープニングジャンプ)、ジュリエットのテーマ(でジュリエットとの出会いを表す)、モンタギュー家とキャピュレット家(ソフトバンクCMでおなじみ、日本だと絶対盛り上がる、ここでCist)、バルコニーの情景(バレエでパ・ド・ドゥやってるとこ、ここのスローパートで5連続ジャンプ、バレエの見せ場なんだからジャンプもハマる)、ティボルトとマーキュシオの決闘(鬼速SlSt)、ジュリエットの葬式(ラスト。ここでバチェラレットのアップライトスピンみたいな感情表現できればロメオの苦悩になる)
これ、オペラ座の構成下敷きで物語詰め込んだよ。もしロミオとジュリエットの物語をそのまま詰め込みたいんじゃなくて、どこかハイライトになる部分をやりたいのならまた違う形はプレゼンできる。音源はYouTubeにあったら貼る。探してみる。

参考までにプロコフィエフのロメオとジュリエット、フィギュアスケート代表作(上で書いた部分と曲が重なってない所も多々あります)(ただ、モンタギュー家とキャピュレット家使ってサーキュラーステップをやったなら迫力が出て大層見栄えがしそうでやっぱり見てみたいなあと思う)


昨シーズンのデロベル&ショーンフェルダーが映画「アンタッチャブル」の音楽を使って「ボニーとクライド」を表現したように、チャイコの弦楽セレナーデあたりを使って「ロミオとジュリエット」を表現する、とかそういうのもありだと思うし、いっそのことチャイコ版もプロコ版もベルリオーズ版もニーノ・ロータ版もミュージカルもレオ様のもなにもかもごっちゃに使う、というのもありだと思う。要は「ロミオとジュリエット」という題材が表現できればいいのだから。

で、今回披露された「ロミオとジュリエット」は、何をどう表現しているのか、とかチャイコ版でいくならどう編集すればいいか、などを改めて検証したいが、これが全然わからないのでもっと映像見直ししてから続きを書きます。
続き→http://d.hatena.ne.jp/marginalism/20071010/1192011176