ヨコハマ観戦紀行

スケートカナダ?ナニソレ?と、日本のケベックシティことヨコハマでスケート見てたよ。
シニア女子は見られなかったのですけど、東日本選手権は望月梨早さんが怪我で欠場だったみたいです。東京ブロックでとてもよかったので残念だなあと思ったが、もともとフィギュアスケートって怪我で一年棒に振るってザラにある競技なのは織り込み済みだったはずなのに、ここ最近の日本人上位選手がみんなトラブルはあっても試合にはなんとか飛ばさずに出ているので忘れがちな感覚でした。どんな怪我なのかはわからないのだけど、軽かったらいいなあと思います。私は望月さんの(特にスパイラルの時の)エッジさばきが好きです。
で、林渚さんと萩原綾子さん一騎打ち、みたいなことになってたらしいのですが(SP終了時点での情報)、今結果みたら総合は萩原さん1位、林さん2位だったんですね。望月さんも出ていたらもっと面白かっただろうなあ。
でも、林さんのSlStがSPでレベル2認定になっていたのが地味に嬉しかったです。
シニア男子は鳥居お兄ちゃんのオペラ座が私は一番好きでした。全然あり、これはこれで全然あり。滑りも所作も丁寧で良かったです。鳥居お兄ちゃんのオペラ座はけっこう見ていると思うのだけど、今回が一番グっときた。しっとりしてて良かった。去年のオペラ座から06-07高橋FS使用音源に変えてきたのがあの滑りにあってて良かった。でも、ファントムじゃなくてラウルぽかったけど。

ジュニア選手については基本的にあんまり騒がないようにしようとしているのだけど、無良くんのチャイコンがすっごくよかった!感想を書かずにはいられないほど良かった!ジャンプが入ってなかったぽいけど、ジャンプがうまく入ってなかったから余計滑りその他の地力が全く違うのがよくわかった!
そうだそうだチャイコンってこういう曲でこういう滑りの人に合う曲だっただったそうだった!って思い出した。
昨シーズン一番よく見ていたあのチャイコンはあれで味わいがありましたけども、あれはチャイコ弾きの人が弾いたチャイコンじゃなくて他の得意レパートリーがある人がこんなこともできますよ、って見せたチャイコンだったと思うんです。
でも、無良くんはチャイコ弾きっぽいチャイコンで、楽曲本来の味わいは大ちゃんより無良くんの方が出せると思った!そういう滑りだから!
無良崇人チャイコン高橋大輔ファンの皆さんにこそきちんと見てほしいです。無良くんの持ち味は長調の壮大な王道クラシックで活きると思うので、それこそピアノの方のチャイコンとかあのロメジュリとか1812年とか、ベートーヴェンの英雄とか皇帝とか、あとブラームスだ!そこらへん見たいです。小塚くんが恋をしたショパンなら無良くんが恋をしたブラームスをやるのだって見たいよ。ブラームスってどの作品でもずっと通奏低音で暗い恋心流してるからね。何十年も同じ人に恋してるからね。ショパンの恋の洒脱さ軽さとは対極のブラームスの恋の骨太な重苦しさしんどさを例えばブラ1で力強く滑って欲しい(あの三角関係のもつれ方は相当しんどい)(ショパンブラームスの違いって恋した相手の個性がものを言うような気もしてきた)。

関東近辺での試合にちょぼちょぼ顔出していると、東日本で戦っている選手達に愛着が沸いてしまって、全日本に行く子は通過できなかった子の分も頑張れよ、私も応援しに行くから、などと思ってしまって、西日本の人もこういう気持ちで西日本出身の子を応援するのかなーとかぼんやり思いました。
スケートカナダはこれから見ます。mixiフィンランド女子総合コミュを立てようとしたが、ちょっとそれはさすがにマニアック過ぎないか、しかもなんかフィンランド女子総合となるとキーラ・コルピも入ってくるから、フィンランド女子のスケーティングについて語りたい人じゃない人もきそうだ、とかつて自重した私に対してスケートカナダは真っ向から喧嘩売ってきてるみたいなんですが、座右の銘は「人生全ガチ*1」なので、受けて立たなければなりません。

*1:しかし無駄な喧嘩はしないように回避する技もそろそろしっかり身につけんと色々持たないなあ