編み狂いました

marginalism2008-01-22

この前、教育テレビでヒップホップじゃないスワンレイク@マリインスキー劇場の録画放送を見たんですけど、ゲルギエフの作る音っつうのがすーっと肌にすいつくがべたつかないようなサウンドで、こりゃ踊り子さんはさぞかし踊りやすく気持ちよいだろうなあと思ってしまったんですけども、私は踊り子じゃなく縁の下で音を作る方の意識でこういうもん見ちゃうから踊り子さんは本当はどう感じるんでしょうねえ。

もうすぐゲルギエフ来日?知ってるよ、知ってるけど行かないよ、行かないつうか行けないよ。先立つもんがないから行けないよ。イーゴリ公とかちょう行きたいよ。ゲルギエフヤンソンスはいつかいける、きっといける、だからその時がくるまでひっそりとこつこつ生きていこうと思います。人生の楽しみ先送りです。

先送っている間何してたかってひたすら編んでた。編みまくってた。寒いのやだ、だから編みまくってた。編みまくったのでさっきポンチョ?ケープ?一着できた。でもまだまだ編みたい、あと一着編むのは最低ノルマだし手袋だって編みたい。

割と寝食忘れ気味だったので、ふと見た毛糸が焼き林檎に見えてしょうがありませんでした、誰にも締め切り言われてないのに勝手に自分で締め切り設定してそれまでに編み上げなきゃとやっきになってたら冷蔵庫からっぽだ。

そういえば私が今年初めて外出したのは、家にお米がなくて近所の友達のお家まで米を分けろ、米をくれ、と騒ぎ立てに言った2008年米騒動なわけで。お餅を買って浮かれていたら米が買えなかったってそれはお前いつの時代の人間だと言われるようなそういう生活。またその友達から分けてもらった米がうまいんだ。そんで米ばっか食べてた。

稼ぎはもはや憐憫を通り越して爆笑するくらい少ない私ですけども、「世の中金や金が全てや」と豪語していた人達の末路を思い返すに「世の中は金だけじゃないなあ」としんみりするので、確かにお金は必要なんですけどもも金「だけじゃない」部分を私は大事にして生きていきたいなあと思いました。お正月の三が日の間にお米を分けてくれる友達がいるうちは大丈夫だと思います。きっと。最近、友達や周囲の人々に私はつくづく恵まれていると思うんです。その環境を整備してきた自分は褒めていいと思います。