新作きた

橋口亮輔6年ぶりの新作「ぐるりのこと。」2008年初夏公開だと!
http://www.gururinokoto.jp/
松浦理英子よりはスパン少し短いのかな、「ハッシュ!」が2002年(製作自体は2001年?)、「渚のシンドバッド」(マイベストトラウマ青春映画)が1995年?調べたら1995年だった。
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD27945/
6,7年周期だと松浦さんとそんな変わらないね。

私は、もう絶対この人の作るものが好きだ、と思うと観たり聴いたりしなくていいかな、とほったらかす癖がたまにあって、それが出る基準がいまいちよくわからないのですけど、絶対好きだから観なくても大丈夫!と、いつか偶然出会うことに期待を込める作品と、絶対好きだから絶対映画館で(or生で)観なきゃ!といてもたってもいられなくなる作品の2タイプあって、橋口亮輔作品は断然後者。映画監督で今そんな気持ちで追っかけているのはトラン・アン・ユン(新作報道そういえばキムタクさんが出るとかであったけどあの後どうなってんだ?)とソフィア・コッポラ(子育て中だから次回作はなかなか作れないのかなあ)の3人です。

新作公開が決まったって情報見ただけで涙ぐむという反応を見せた自分の体にびっくりしました。なんだかんだ言って毎年こういう気持ちにさせてくれる人はいるので、毎年毎年「あれからもう○年かあ」と振り返るのが楽しいです。過去作品鑑賞時同様にまた映画館で号泣するのかなあ。一人でいった方がいいかなあ。

渚のシンドバッド」でいう浜崎あゆみ、「ハッシュ!」でいう片岡礼子の位置に、今回は木村多江が入ってるというだけで、ああ橋口亮輔映画だなあ、ってすっごく思って、橋口亮輔映画のあの白濁としたフィルムカラーは健在なのかなあ、「二十歳の微熱」「渚のシンドバッド」「ハッシュ!」でゲイ三部作だと思っていたのだけど、今回はどうなるんだろう、新境地なのか延長線上なのか、とか、もうこの映画のざっくりとした紹介見るだけで頭の中グルグルいろんなこと回るんです。でも絶対、これまだ編集途中で監督とプロデューサーはガチゲンカ真っ最中だと思う。本気で仕上がるのGWくらいとみた。

Introduction
前作『ハッシュ!』(2002)がカンヌ国際映画祭で絶賛されたほか、世界52カ国以上で上映され数々の映画賞を受賞し話題となった橋口亮輔監督の、6年ぶりとなるオリジナル脚本による映画『ぐるりのこと。』がついに完成しました。
90年代初頭から21世紀へと、時代が激変した10年。実際に起きたさまざまな社会的事件を背景に盛り込みながら、一組の夫婦の時の流れを、丁寧に、心にしみいるように紡ぎだした物語、それが映画『ぐるりのこと。』です。
妻・翔子役に、これが初の映画主演作となる木村多江(『大奥』『スターフィッシュ・ホテル』)。ひょうひょうと生きる法廷画家の夫・カナオ役に、本格的な映画主演に挑むリリー・フランキー(ベストセラー小説「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」)。この夫婦を通して、人と人とのつながりから生まれる“ささやかな幸せと希望”が見事に描かれます。10年、20年後も心に残る、いとおしい珠玉の名作が誕生しました。