人付き合いは狭く深く

北京五輪の開幕式、後から色々出てきてますけど、ラン・ランが出てきた時点で、見たいもんは見れたというか、チャン・イーモウだったら絶対ラン・ランを仕込むと思ってたので、ラン・ランが白いグランドピアノと共に登場(隣に幼女)という、この出オチに嬉しくなったのでした。
あと、メダルセレモニーの曲がタン・ドゥン作曲だと知って、私の中国はだいたい堪能したので良かったです。
(動物性タンパク質とカフェインがとれなくなり中華料理からはめっきり遠ざかりました)(宗教的とか思想信条的じゃなくてただ単に体質の問題です)(ので、無理に食べさせたり飲ませないでください、酒も煙草も体質的に無理だったのに更に無理なものが増えて、外食もしなくなりました)(コーヒーショップが憎いです、その前横切るだけで頭痛くなる)
タン・ドゥンの今の活躍を見ていると、武満徹が『僕のやっている音楽は純音楽で、大衆音楽じゃない。だから大衆と離れていくのがこわいので映画音楽とか商業音楽の仕事を引き受けてる』みたいなことを言ってたのを思い出して、タン・ドゥンもそういう気持ちあるのかなあとか。タン・ドゥンとかスティーヴ・ライヒってインスタレーションを効果的に使って、というか、インスタレーションなしに成立しない音楽をやってて、それは私はとても面白いと感じるのだけど純粋な音楽なのかどうかはわからなくて、音だけで成立しないからさ、だから、こういう世間的な大仕事は彼らにとっての免罪符であるような気もする。

・そういうこととは関係なさそうで関係ありそうな松浦理英子情報まとめ
http://www.tokyowrestling.com/articles/2008/08/matsuura_rieko1.html

ナチュラル・ウーマン』はフランス語、イタリア語、中国語、スロベニア語に翻訳され、『親指Pの修業時代』はフランス版、イタリア版、台湾版に加えて英語版が近日発売予定と、海外での注目度も高い。

英語版がまだ出ていないというのが、この人の作家性の肝だと思う。スロベニア語て、スロベニア語の使い手で相当なマニアがいたんだろうなあ。
http://www.tokyowrestling.com/articles/2008/08/matsuura_rieko3.html

Qあと、松浦さんといえば非常に寡作で、7 年に1 度しか新作が出ないので、「7 年蝉」とか「オリンピック以下」とか言われていますが、構想を練っていらっしゃる時間が長いんでしょうか?

いいえ、構想に費やす時間は、1 年に何冊も本を出す作家とさほど変わらないと思います。私は、集中力が乏しくて疲れやすい人間なんですよ。だから1 日に書ける枚数が少ないし、生活上の用事も1日1つかたづけるとぐったりして、他に生産的なことは何もできなくなってしまうんです。やる気があっても焦りがあっても。これは精神論では解決できない生得的な資質で、おそらく脳内代謝物質にかかわっていると思います。

首の筋を違える勢いでうなづいたけど、ひとしきり共感した後に、「私はこれじゃダメだろ…」つうのと「こういう生得的な資質をもっと理解してくれる人が多かったらもっと楽になるのになあ」つうので揺れ動いた。1日1つかたづけた後にぐったりしない人はなんでぐったりしないのか不思議だ。でも私はノラ犬体質じゃなくて半ノラ猫体質だと思うす。家の一番涼しい所に一日中寝転がってる、三日三晩以上平気でそうやってる。

http://www.tokyowrestling.com/articles/2008/08/matsuura_rieko6.html
ここはセクシュアリティの項なんですけど、最近、四方田犬彦大島渚映画におけるホモソーシャルについて書いたもの(非常に示唆に富んでいて面白かった)とか、石原慎太郎・坪内・福田鼎談をうっかり読み返してしまったり(題材は伊藤整、面子から想像できる程度に非常に嫌な気持ちになった)でぐだぐだ考えたりしていたのですが、この超越の仕方はやっぱりすごいなあと。松浦さん、最近見た目がちょっと押井守に似てるよね、と思ってる。押井守の思想はしらんけど、犬が好きだとこういう感じになっていくのかなと思ったさ。

・『ハートで感じる英語塾』の大西泰斗先生が大好きです。チャロ*1よりもコータロー*2よりも好きです。でも、英語表現がわからなくなると、コータローそっくりの動き方をします。

たまたま買った英文法の本の著者名で覚えてて、なんかもうすっごい堅苦しい名前じゃないですか、すっごいいかめしいどっかの書斎に埋もれてるような老教授みたいな人かと思ってたらいきなりテレビ出ててなんか若くてやたら元気なインテリメガネなの。一瞬にしてギャップ萌えで木曜日が楽しみに。
大西先生公式サイト→http://www.englishatheart.info/

 英語に限らず外国語の学習は一生ものだ。知らない表現はたくさんある。言えないうろ覚えの表現もたくさんある。少しずつ増えていく。その度に自由になっていく。

 だけどね、入り口に立つまでに僕たちは必要以上に苦労してる。英語を話すのは特別な能力ではありません。奇っ怪な文法書を読破する能力がなくても英語は自分のものになる。必要なのはね、ネイティブと同じ語順で意識を動かすコツだけなんだよ。すぐに「あとは表現を身につければイケルな」の入り口に立つことができる。

 それがバイエルの本質です。自転車乗るのと同じだよ。子供が自然に身につける「あ。乗れた」の瞬間を、人為的に早めるトレーニングをするだけのことです。もう子供にスポークの材質について講釈をたれていればいい時代は終わったのさ。

http://englishatheart.blog60.fc2.com/blog-entry-164.html

おおにしせんせー!胸貸してください……おもいっきり英語の入り口を探すのに迷子になってます。門前の小僧すら見当たりません……

とりあえずNHKの英語番組はラジオの方が役立つらしいということに今更ながら気付いたのでラジオ注文してみました。あからさまに形から入ってます。届いたらAFNも聴いてみます。
[rakuten:marukoh:10001356:detail]

*1:チャロが主人公の番組→http://www.nhk.or.jp/charo/

*2:コータローが主人公かもしれない番組→http://www.nhk.or.jp/gogaku/english/100tsubo/index.html