北緯49°

バンクーバーの夜空は星が大きくて、同じステイ先の人と試合終って会場出口で出くわして、道すがらオリオン座とか北斗七星とか探してたら、いちいち自分の知っている縮尺と違い過ぎて驚いてた。そしたら「緯度が高いから星も近いんですねえ」とおっしゃってて、理系の知識は全部お母さんのお腹のなかに置いてきた私はその人のその感想にも驚いて、でもとにかく、バンクーバーは星が綺麗ですよ。オーロラが見える国ってこういうことなんだ、と思いました。
あと至る所でホットチョコレート配ってる。なんだあれは、いただくけど。うまいけど。スポンサーのなんちゃらなんでしょうか。なんかいいところよここ、ほんといいところ。住みやすい町だか住みたい町だかの一位になったのわかるわ。
五輪公式ショップにいっていやげものを探したのだけどいちいちセンスがよくてつまらなかったです、マスコットがかわいいからだいたい何やってもかわいいどころかマスコットのTシャツ欲しかったのに売ってなかったよ!
あんま外国にいる感じがしなかったけど、アイスダンスの試合見に行ったらやっとちょっと外国って感じになりました。
会場ではいつも製氷タイムにジョゼ・シュイナール(恩田よっちゃんのコーチだった人)が「メルシー」と出てきてパシフィックコロシアムのどっかの面白スポット中継やってます。
ジョゼだけじゃなくて、ケベックからきた人とか近くに何人かいて聞こえてきたフレンチカナディアンのフランス語の何がおかしいって、英語のアクセントでフランス語喋ってる。フランス人のフランス語みたいなどこもかしこもリエゾンみたいなんじゃなくて割と英語っぽく区切られてます。だからフランス語でも単語が聞き取りやすい。日本人(でもインド人でもなんでもいいんだけど、まあもともとの第一言語が違う人)のアクセントの英語がすぐわかるみたいなもんなんだろうなと、一つまた勉強になりました。ただ、本気でフランス語勉強したい人はカナダでは勉強しない方がいいと思うよやっぱり。
あ、地元でも旅先でも海外でもとにかく道を聞かれるという特技を持つ私ですが、ここバンクーバーのJAPADOGで愛子ドッグを食しながら歩いていたところ、中国人に声かけられて英語も中国語も話せないといったのにSTATION!STATION!だけは聞き取れたから駅まで案内するという大役を仰せつかりました。他の国だとアジアンでも何人とか何系かってわかるんだけど、ここだとほんとわかんないわ。日中韓はマジで区別つかん。
こんな感じで満喫してます。日本帰りたくない、ここいい感じに空気ゆるくて楽ちんなんだもん…ホストファミリーに日本語通じる人いるから気楽だってことはわかってるけどさ…