てんにとどけ

バンクーバーって360日くらい雨の町ってきいてたんだけど、私がパシフィックコロシアムいく時に雨ふってたのが昨日の女子SPが初めてで(雨女なのに、あ、でも着いた日は見にいかなかったけどペアFSのときふってた)、そんな中一番目立っていたのは日韓メディア報道合戦でした。彼らだけテンションが違う。意外とここまでくるファンっていうのは落ちついている人が多くて、彼らほどマオヨナ対決にも3Aにもこだわらずいい勝負が見たいってだけの人が多い。
日本で五輪、特にフィギュアスケートがどう扱われてるのか、なんかあの会場前のテレビカメラの数でちょっとわかったな、日本にこの時期いたら私うまく情報さばけなくて疲弊して倒れてたと思うからこっちきてよかった。
(でもああいうとこまで派遣されてコメントとらされる苦労は知っているので彼らが欲しそうなコメント適当に言ってあげた、どう使われてもいいよ、そちらの事情もわかるから、と思って)
観客は日本人の方が韓国人よりちょっと多かったね。韓国人もっとくるのかと思ってたら日本人の残念さの方が勝ってた。
そんであれだ、会場がジョアニーの時、お母さんのことみんな知っているから一つになって彼女の演技に祈りを捧げてて、ジョアニーの涙にもらい泣きをする人多数(これ書いてる人はそういうのすぐもらうからもちろん泣いた)。
なので国籍よりフィギュアスケートファンであることが勝っている大部分の観客にとって、昨日はジョアニー・ロシェットの日でした。
今日も優しい雨が降っていて、ジョアニーのお母さんの温もりなのかなあなどと思います。
こっちにきて何がすばらしいかというと、花粉症の症状が出ないことです。一応薬飲んでるけど、毎年二月に苦しむあれが全くないの。マスクが手放せない私が、会場でマスクをしないで座ってられるの!ちょっとあれがないだけでこんなに身体が楽なのか、って、驚くくらい平気なのよ。花粉症の皆さん避難場所にバンクーバーおすすめです。
あ、会場の雰囲気もいい感じにゆるくていいです。フリーダム。日本の会場が窮屈で行きたくなくなってきた。赤ちゃんがちょっとぐずったくらいでピリピリする日本こわい。全日本、いやそれどころかNHK杯の方がオリンピックよりよっぽど疲れた。日本人はちょっと根詰め過ぎる。気を抜くと日本刀でバッサリみたいな殺伐したものあるでしょう、こっちは全然違うね。もっと楽しんでいいんだってカナディアンに教えてもらいました。