恋活シートの後ろから

女子フリー、なんか手に入れたチケットが選手席のすぐ上だったんですよ。
有名どころから選手村から発展?とかいう恋模様が繰り広げられてて面白くて(アリソン・リードとミハル・ブレジナがすっごいラブラブぽくてどこでどうなったんだかよくわかんないけど、10代の恋愛っていいなあって涙出てきた)(チェコ男子は客席でいちゃつきすぎだ)試合みせろよ!いや私が試合に集中しろよ!つうか女子フリーの前にやっぱりエイトリンクス見に行ってみたいなあ、と気軽にいったらなんかほんと黒山の人だかりってこういうこというのかって日本人が殺到してて、髪黒いから黒山なんだねすごいこっちだとそれが目立つ、で、なんだ!?と思ったら男子二人が練習ひきあげてくるところだった。そんでやんごとなき事情と心具合によりサインとか写真とか某男子っていうか別に名前出しても差し支えないだろうからだすけど小塚君に撮らせてもらった数時間後にすぐ後ろの席とかねえよ!私ストーカーみたいキモいキモい後ろみんなお前ら!いや私がキモいから見ないでください!でもごめんお前らの写真は撮る、いやもう私ストーカーみたいでキモいキモい、むしろ本気でストーカー、などと千々に心が乱れるにもほどがあったが競技はレピストの音トラブル以外つつがなく進み、最終グループだ。

選手席の皆さんの反応
フラット:タニス筆頭(そしてその隣のチャーリーも)にグワアアアアアアと皆さんスピン終る前にスタオベ、点数にどよめき。
安藤:日本男子のみ立つ。
キム:もう皆スピン終るの待ちきれなくバアアアアアアアって立つ。点数でウオオオオオオオオってなってた。
浅田:演技終了後ボツボツと立ち始めご挨拶で拍手喝采(3Aの時の反応は半端なかった)
ロシェット:選手席もそれ以外もなんかもうわからん、つうか私がロシェットしかみてなかったけど目の前みんな同じような反応だから立ってたんでしょう。泣いた。多分、タニスあたりも泣いてた。かもしれない。
長洲:点数が出る前に皆さん帰り支度。でもかなり盛り上がってた。

おまけ
レピストの時、織田君だけスタオベしてた。トラブル仲間だからでしょうか。
・小塚くんはクリスにフェイスペイントしてあげたり、日の丸をまず最初にきちんと畳もうとして、というか、基本的にきちんと日の丸管理係でえらかった。他の二人がやらないだけなのか小塚くんが気付くのが早いのかは知らない。

今回の五輪は五輪という舞台で戦う以上のものをみせてくれたジョアニーのものです。
私にとっては長野五輪がルルのものなんだけどそれと同じです。
タラ・リピンスキーとミシェル・クワンアメリカ十代対決で盛り上がってたけど、それと別次元で魂と人間性とスケートと人生と音楽と会場と渾然一体となっていたのが陳露の長野五輪だったように、このバンクーバーの主役はジョアニーです。絶対そうです。ジョアニーのこれからに幸多からんことを祈る。
スポーツも芸術もこえたフィギュアスケートってこういうものなんです。フィギュアスケートはスポーツでも芸術でもあるけどそれ以上のただ、フィギュアスケートなんです。そういう瞬間があるから私はフィギュアスケートファンなんです。「採点競技」というものは根本的にいびつなのはしょうがないことで、だけどある時その全てが反転してあらゆるいびつさを打ち破ってどうしようもなくほとばしるものがあることを知っているから愛するのです。ほとばしったエモーショナルな生身の光を追い続けるほんの数分のために私はここまできてよかったし、それを彩る客席にいれたことを誇りに思う。