一人上手寸前で。

ピロスエさんからコミックバトンがきたよ。ピロスエさんとこの日記は文字がちっちゃくて読みにくいから読み落とす所だったよ。バリアフリーを考慮してもっと文字をおっきくして欲しいよ。一度クリックしたらただでさえ読みにくい字が更に読みにくくなって小生はメガネの上から目薬を落とす羽目になってしまうのだ。誰からももらえないので自分勝手にやろうとしてたらバトン渡してくれた人にひどい物言いしてますけど、ピロスエさんはめったにアクションを起こさない誘い受けなのでこういう機会に意思表示しておかないと次意思表示する機会を見つけるまでかなりの時間がかかるので今ブツクサ言ってみるよ。バリアフリーじゃなくてもいいんだけど、私に優しいサイトを作れ。あ、でも書き足しますけど、山本直樹先生の『ありがとう』の初回は教室でスピリッツを読んでたら後ろの席から「エロ漫画読んでる!」とか言われた。あれ高3の5月くらいだったと思う。でも読んでて普通にあの羊羹食べたかった。その後ろから私にエロ漫画読んでると言ったクラスメイトは山本直樹先生と同郷の寮生でした。そん時丁度うちの地元が『東京大学物語』の舞台で、ドラマの撮影もやってて目撃談を色んな人から聞いたけど私は忙しかったので聞くだけだった。

コミックバトンってキーワードになってんのかな?LIVE8が始まったので、それを流しながら漫画にまつわる何やらを書きます。MAKUHARIMESSE tokyo!だって。これはまだテロに遭う前のロンドンなのかな。こういう時差ってなんだか染みるよね。

一旦ここで送信してみよう。

Comic Batonって入れるとキーワードリンクいけるみたい。

1.Total volume of comic on my Bookshelf(本棚に入ってる漫画単行本の冊数)

数えた。74冊とか75冊とかそんくらいで何度数えてもその度に数が違うので74~78冊の間ということにしときます。思ったよりいっぱいあった。昔はひどいもんだったが諸事情により消え失せました。

2.Comic thought to be interesting now(今面白い漫画)

連載を立ち読みしているものは、『のだめカンタービレ』、『ハチミツとクローバー』、『Believe』(槇村さとる先生の芸能界モノ、ハチクロ読んだついでに読む)、あと未完で単行本待ちしてるのは『バカ姉弟』、『セクシーボイスアンドロボ』(終ってねえすよね?)、『トラや』(これもまだ続いてるよね?)、3巻まで読んでて続きを時間を見つけたら読もうと思っているのは『デスノート』。

3.The last comic I bought (最後に買った漫画)

のだめカンタービレ』の12巻。アングリーリタイアドクラリネットプレイヤーとしてエントリー書いた。

4.Five comic I read to a lot, or that mean a lot to me (よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画)

時系列で思い入れ過多な漫画、その時代に一番読み込んだ漫画を5冊挙げます。


星の瞳のシルエット (1)

星の瞳のシルエット (1)

小学生の頃、私も250万乙女の構成員の中の一員でしたのでもちろんバイブルでした。

カトゥーンズ

カトゥーンズ

私と岡崎京子先生の出会いは、中2の時にユニコーン特集の月刊カドカワを買ったら掲載されていた『カトゥーンズ』の中の恥かきっ子で眠り姫のお話です。高校生の時、北海道の片田舎で毎日それこそバイブルとして読みふけった『東京ガールズブラボー』と本当に迷った。思い入れか出会いかどっちをとるかで迷ったのだけど、アマゾンに『東京ガールズブラボー』は画像がないから『カトゥーンズ』にした。『リバーズ・エッジ』は私は主人公と同い年で、同い年でキューティーの連載をリアルタイムで立ち読みしていたのに全くピンとこなくて、東京の子と自分が何光年も離れているような気がして悲しくなった。同時期、ヤングロゼ掲載の『チワワちゃん』ではボロボロ泣いていてコンビニで立ち読みしながら崩れ落ちてコンビニの店員さんに遠巻きに心配された。東京の子のことはずっとわからないのかなあ、と漠然と絶望していた。そして私はヤングロゼとフィールヤングをチェックしてからコーラスを手に取って『天然コケッコー』を読んでそよちゃんに感情移入するんでした。

青い車

青い車

大学受験で上京して大きい本屋が物珍しくて、新宿の紀伊國屋書店に入った。その時コミックCUEを立ち読みした。それから間もなく私は大学に受かり、東京を少し越えたあたりに住み始めた。そういう時代が詰め込まれている一冊。今読むと歴史を感じるので、初めてあれは時代だったんだと気付いた。普遍的な事が描かれていると思っていたのに、あの時代の雰囲気でしかなかったという事、この漫画集があの時代そのものであった事。それはそれで奇跡だと思う。余談ですが私は本気で文章を書くと、よしもとよしともさんの影響が存外に強くて驚きます。余談の余談ですが、あの時代にこの本と周辺事情を卒論で書こうとして挫折した。今なら論じる事ができるのだろうかと思ったけど、やっぱり無理かもしれない、そういう作家性の人。

ぼくんち-スピリッツとりあたまコミックス (1)

ぼくんち-スピリッツとりあたまコミックス (1)

私がりえぞお先生を知ったのは高3の1月で、その時たまたま買ったマルコ・ポーロの鳥頭紀行なんですけども、その号がユダヤ資本の圧力で廃刊になって、そのニュースが流れた直後に阪神大震災があって、それで大学の二次試験の小論文で『マルコ・ポーロ廃刊について思う所を書け』みたいなお題が出たので非常に鮮烈に頭に残っているのですが、とにかく嫉妬した。これから東京進出する私がニッチとして狙っていた場所はこの人に埋められていた!と気付き、敬愛しながらもどこか違う所はないか、と妬みそねみつつ見ていた意識はあって、でも、この連載読んでたら、そういうレベルの人じゃないなあ、と、この人はここまで行ける人なんだから、嫉妬するのもおこがましいなあとか思って、複雑な感情は尊敬に一本化できたのでした。私には絶対描けないものを描いてくれたので楽になり、素直なお客さんとなり、存分に涙を流しました。そして今は、そういう時は笑うようになりました。

西荻夫婦

西荻夫婦

これ以外の4冊は、結局の所傍観者、第三者の視点で読むしかないのですが、この本に限っては、自分が当事者として作品内に固定されていて、この作品内の私はもちろんこの文章を描いている私とは異なるのですが、確実に私の欠片は埋まっていて、そちらの世界の私は幸せですか、とたまに思いを馳せる事ができる特殊な漫画。つい最近この作品について某所で話題になっているのを見て、私の事を忘れられていなくて嬉しかった。この世界に固定されている私がいて、今ここでその世界に対して書いている私がいて、リアルタイムでそれを読んでいた時と現在の状況は異なっているのですけども、その違いを楽しめる私であるのは何よりも素晴らしい事だと思います。

5.Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5名)

id:hurricanemixerのひとが欲しいぽいからとりあえず投げておく。