さよならなんて云わないと、冬

marginalism2005-12-22

このカテゴリーのアメ公ってアメリカの公務員の出来事、の略ですよ(フィクションノンフィクション問わず)、という説明を一応入れておきたいような話をここから書きます。カテゴリ名でいらん揉め事抱え込みたくない。

一部の人にしかわからない衝撃ですが、一部の人が大変な悲しみに暮れていたここ数日。

ザ・ホワイトハウス」でレオ・マクギャリー首席補佐官を演じていたジョン・スペンサーが12月17日(日本時間)に亡くなったんです。
http://www.sankei.co.jp/news/051218/dea021.htm

 ジョン・スペンサー氏(米俳優)AP通信によると、16日、心臓発作のためロサンゼルスの病院で死去、58歳。日本でも放映されたエミー賞受賞の政治ドラマ「ザ・ホワイトハウス」(米NBCテレビ)で、レオ・マクギャリー首席補佐官役を演じた。

 ニュージャージー州出身。「性格俳優」として知られ、数多くの映画やテレビドラマで好演。松田優作の最後の出演作となった「ブラック・レイン」(1989年)にも登場した。ほかの出演作は映画「推定無罪」(90年)、「交渉人」(98年)など。(共同)

私のようなスキモノしかみていない「ザ・ホワイトハウスThe West Wing)」ですけど、スキモノ達は熱狂的にハマる大切なドラマですから、なんと言ってよいのかわからず、そして日本ではまだ第4シーズンですから、アメリカに追いつくまであと3年あるんで当分劇中のレオ・マクギャリー首席補佐官は存命で。何か書かなきゃ書かなきゃと思っていたんですけど、やっぱり何も書けないまま、それでも一応エントリあげてみようと思いました。

アメリカではどういう状況なんでしょう、第7シーズンでは生放送もあったと聞いてますし、お得意のクリスマスエピソード間近に俳優、大事な俳優が亡くなったというので、脚本はもちろん変更あるでしょうし。

http://www.nbc.com/The_West_Wing/
向こうの公式みたけどやっぱり状況がよくわからない。ただ、左隅にあるWe mourn the loss of John Spencerというのをみて、ああやっぱりレオは死んでしまったのだなあとぼんやり思って。レオのいないホワイトハウスはどれだけしまりのないホワイトハウスになるんだろうって、私は現実のホワイトハウスがアレですから*1このドラマのホワイトハウスの状況をいつも考えてて、なんだかそれが心の支えになってるようなところもあったのですけど、今度はこっちのホワイトハウスのこと考えても悲しくなるじゃないですか。

それでもやはり私達はレオ・マクギャリーという人物をああいった深みのあるキャラクターとして素晴らしく作り上げた名優ジョン・スペンサーにお別れを云わなければなりません。
今まで本当にありがとう、そして、お疲れさまでした。安らかにお眠りください。
RIP,John.

*1:http://edition.cnn.com/2005/SHOWBIZ/TV/12/16/spencer.obit.ap/今このページの右隅のところをみて心底うんざりした