やりきれなくなってコーラス読みにいったら

夏だ!氷だ!フィギュアスケート祭りだ!とDreams on Iceの放送を夏風邪を全力で忘れてwktkでウリだけの大輔ウリだけの大輔とめちゃくちゃスタンバって放送みたら気力思いっきりスポイルされて、あーそうだハチクロ最終回らしいからコーラス立ち読みにでもいってなんかこうスッキリしようと思って、ああ綺麗な最終回だったわ、と帰ってきてネットつないであの放送をどうやりすごそうかと勘案していたら、摂理の広告塔の少女漫画家が一条ゆかり?えー!?ともうなんかいろんなことがどうでもよくなってきたのでこっからダラダラとしまりなく垂れ流して行きますよ。
とりあえず、何?ドリームオンアイスのフジテレビのあの放送からいっとくか。あれじゃあずっと高橋大輔高橋大輔はしゃいでた私はまるで小汚いホストにハマってる更年期のオバチャンにしかならないじゃんね。本物はもっとぜんぜん違ったのに、なんだ、ありゃ。美術モデルやってた時、事務所の社長にさあ、夏の元気な御挨拶を持ってって茶飲み話をしてた時にさあ「昔フィギュアスケートの外国人の男の選手にハマったモデルさんがいたんだけど、その子の追っかけっぷりがどんどん激しくなってって仕事にも支障をきたしちゃって、なんか結局モデルの仕事じゃ割りあわないから夜の世界にいっちゃって、それで世界中追っかけ回さなきゃいけないなんてフィギュアスケートのファンってのは大変よねえ」なんてカウンター食らってさあ、あはははははすごいんですねえフィギュアファンってって、流しまくり流しまくり決して自分がフィギュアスケートが好きだなんてにおわせちゃならねえと、男子ヲタってこわいんだなー、ホストみたいな世界なんですねえ、って顔しとけ、って、だって私男子ヲタになんかなったことないもん、うそじゃないうそじゃないって、もうそりゃしのぐのが大変なことがあったんですけど、私まるっきりその人になっちゃってんじゃんねえ。フィギュアスケートの男子ヲタに私はフィギュアスケートファンだったけどずっと偏見があって、なんだあいつら何見に来てんだあーン?っていっつもガン飛ばしてたしさあ、そもそもあんなのと一緒にされたくねえされたくねえから会場いかないってずっと思ってたのにさあ、あっけなく陥落してんのね。でも、やっぱり、会場の黄色い声にはなじめないのなあ、今、高橋大輔さん中心にフィギュアスケート見てますけども、黄色い声会場で出せないもの、ただ圧倒されて見入ってるだけで。でも、あのDOIの放送みたら、私は今あの位置にいると思われてんだろうなーって、なんか、まあ、同じ穴の狢以外の何物でもないですけどさ、なんか、あの生で感じたDOIを放送してくれたらちょっとは誤解が解けるかなあなんて思ってたら、思いっきりミスリードされる方向にいっててショボーンてなった。もういい、競技会までは頭の中でずっと野辺山のロクサーヌを再生するよ、違うの、もう、全然違うの!

と、フラストレーションためてハチクロ最終回読みにいきまんた。綺麗にあっさり爽やかにまとめてあって最終回って最終回じゃなくてそよ風のような最終回でした。ある意味ハチクロらしくて良かったです。そんで、私はちょうど1年くらい前に『メガネ男子』という本で『ハチミツとクローバー』のメガネ男子、野宮匠さんについて書かせていただいたのですけど、「彼や彼女が救済されることで、私達にも驚くべき恵みがもたされる気がするのです」って締めてんのですね。まあ実際野宮匠さんと山田あゆみさんがいい雰囲気で救済されそうなラストであったのですけど、まあ実はそれ書いてる時、中野友加里アメイジンググレイスがヤバイつう情報はさんでて、それで「驚くべき恵み」とか使ってみたのですけど、そんなの当然誰も拾ってくれてないわけですけど、わかりにくいから当たり前だ、で、最終回読んで何に一番驚いたかって、俺が野宮で大輔が山田で、みたいなそんな読みに自分の読みが変わっててびっくりだ。え?なんで私この手練れ男目線ですか?と。や、でも、大輔は実際山田のように可愛い、ああ私こういう目線で20歳そこそこの男子を見てたのかと、年齢的には私は野宮さんの方が近いもんなあ、野宮と山田の年齢差ようわからんけど、私と大輔の年齢差(丁度9歳と半年)みたいなもんだろと。じゃああれか、あゆーあゆーゆってるはぐちゃんは大ちゃん大ちゃん言ってる安藤さんあたりか?いや違うなあむしろ織田くんですか?いやもうとにかくフィギュアスケートから離れろお前、とかさ。とにかく、あの原稿を書いていた時には私は山田あゆみでいたはずなのです、あゆである自分から(と、客観的にとらえた野宮萌えで)見て野宮さんの魅力をまあこんくらいの温度でいいか、と周囲の人々と相談しながらありがたくアドバイス頂戴しながらこのくらいだね、って出してみたもんなんですけど、いざ最終回に立ち会ったら野宮さんになってる自分に驚愕。そりゃ惚れた腫れたで切った張ったの大騒ぎ引き起こして少しは痛い目も見ましたよ。死にかけて帰る家なくして迷子の迷子の仔猫ちゃんになったりしたよ、周囲の友人知人が「 広 末 は 処 女 」「 ハ リ ト ー ノ フ は 童 貞 」(発言主の皆さんここらへん読んでなんか問題あったらすぐ削除するからすぐ言って)とか言うから私も「 大 輔 は 童 貞 」(←さんざんフルネーム出しといて意味のない検索よけ)と言ってたよ、いやでもなにこれ、マジで目も開き切ってない仔猫ちゃんを見守って慈しみ育てたいみたいな野宮視点すよ、野宮の気持ちわかるわーって、あのもう本当自分おかしいことになってんのわかってんでかわいそうな人だとハナから決めつけてみてもらってること前提で突っ走ってるからいいんですけど、マンガ(二次元)とフィギュアスケーター(三次元だけど接点無し)と自分が渾然となって、思いも寄らない目線になって見てて感慨に耽ってる自分がいて非常にあたふたしとる。そもそも、私が丁度9歳と半年下のフィギュアスケーターを見てて変だ、変だ、と騒いでたら、それ、あんた恋に落ちてんだよ、フォーリンラブだよ、と周囲の女子度が私よりは高い方々から突っ込まれ、私は自分が恋をしてはいけない人間だと思って生きてきてて、でも、そうじゃないんだろうなあ、むしろしなきゃいけないんだろうなあ、でもどうやって?思春期とかそういうの全部すっとばして恋しないでしてるふりとかでごまかしてもうすぐ三十路ってとこまできたから恋がわからんわからんといってたら、9歳と半年下の面識ないスケーターに抱いてる感情が「恋」なんだと。複数の人間からそう指摘されてオロオロしてリカさんと一緒の電車に乗ってる真山みたいに泣きそうになって、まあいいや本人に迷惑かけない程度に妄想してりゃいいか、って違う!私、ファンレター書いてる!それラブレターじゃんうわあああ!ってまた泣きそうになってるんですけど、ほっといてください。内田恭子目線でいていいはずなんだよ、だってあの人同い年だもん。何この余裕のなさ。

そんでだ、なんで自分が恋しちゃいけない人間なのか充分によくわかったのがつい2,3日前で、私、全く他のこと手につかなくなってる。恋でいっぱいいっぱいで自分の文体を見失ってしまった。物書きが自分の文体を失うってどうしようもないというか本末転倒というか、なんかさあ、ここ最近チラ裏的な、他人に読ませるつもりがない大輔萌えしか書いてないんですよ、どこでも、誰にでも、興味ない人にでもいつの間にかそこに話もってって、萌えて萌えてしょうがないよ、と。恋してる人うっとうしいって思ってたんだけど、その典型的なうっとうしい人に自分が成り下がり、あまつさえ自分の文体を失ったと。誰に一番申し訳ないってそりゃもちろん大輔さ。合わせる顔がないすよ、いやもともと会うことなんかないんだけどさ、悔しいけれどお前に夢中のあまり自分の文体を失ってそれまで書けてたものが書けなくなってるって、そんなはた迷惑な話ないすよ。安藤さんだってもっと崇高な理由で自分のジャンプや自分の滑りを見失ってただろうよ。今ならわかる、ダブルジャンプも飛べなくなってたって事態がどれほど非常事態だったかということが、今なら身に染みてわかる。はぐが利き手を怪我してリハビリで、とかそんな崇高なものじゃないけど、のだめが現実逃避でゲームだこで指がなまってるくらいの間抜けさだけど、いやあれだってコンクールの失敗があるから私のこんなふざけた理由と一緒にするの憚られるけども、あーこれがLOVE IS BLINDってやつか、うまいこというよねーつうかそんなうまいことにはまんなくていいのにはまってる自分がとにかく情けなくてですね。文体がわからないからまた作り直すためにとりあえず量書いてくしかないなとここでリハビリするつもりなんですけどね。知らない人に見られてないとそれ用の身体が作れないように、見られる文体も作れないので、しばらくは必死のリハビリ気分で更新したいと思います。あと大江健三郎も一生懸命読んでる。大江の文体は素晴らしく引き締まっててなんか悔しい。私もあそこまできちんとシェイプしたい。