これえぇですよ。


文章読本?文豪に学ぶテクニック講座

文章読本-文豪に学ぶテクニック講座

これえぇですょ。
購入したのが2004年の11月っぽいのでちょうど2年かけて読了。2年もかける内容じゃないんですけど、2時間もあれば読めるはずなんだけど、私はしおりをはさんだページから読むんじゃなくて、気まぐれに偶然開いたページを読んだり、しおりより前を読み返したりしてたので、しおりが最後までたどり着いたのがやっと数時間前。
友人から指名を受けて、今の日本「文学」について訊かれたので、参考図書に推薦したはいいけど自分で読破してないのもどうよ、とあせってさっき一気に読んだ。でもやっぱりいい本でした。取り扱われている作家は今の日本「文学」ではないですけどね。かろうじて存命中なのが野坂昭如(この人は作家としては存命中として扱っていいのだろうか)、橋本治北杜夫大江健三郎くらいなんで。あ、最後の章は村上龍との対談なので、この人は一応「今の」と言えるのかな。
まあとにかく「文学」に興味持ち始めた初心者にもすれっからしの文学青年にもお薦めできる本に仕上がっております。作った人すごい。
長年先延ばしの宿題にしていた大江健三郎をやっと読みすすめているので、私の次の宿題は中上健次だろうなあと思ってるのですけど、水村美苗も読んどかないとなあ、つうことで宿題が増えて終わらない。終わったら寂しいけど。
今は目下大江健三郎と、自由研究の材料として読んでいる矢田津世子から片付けたいと思います。
一冊読了ってこんなに清々しいんだった、と久しぶりに感じました!