感動した

鶴見済ブログで小沢健二うさぎ!」に言及エントリあがった。

『うさぎ!』で扱われている問題は人間社会全般に及んでいて、自分としても意見が異なる部分はある。が、本気でこの仕組みをなんとかしようと思っているであろう小沢健二に反対であるはずがない。

http://tsurumitext.seesaa.net/article/62062583.html

私は、私以外の人から、この言葉を聞きたかったんだと思う。「オザケン」じゃない現在形の小沢健二に今でも反応している人ってどれだけいるんだ。もう40近い一人の男の人だという認識を持っている人はどれだけいるんだ。
オザケン」ファンは今でも周りにいっぱいいるけど、私以外で「うさぎ!」読んでいるという人は友人知人の中には見当たらない。

でも、どうなんだろ。「オザケン」期にファンになった人はそれ以前の活動の時のことどう思ってるのか、私、よくよく考えてみたら知らないわ。地方都市でひとりぼっちで戦っていた(それも実は幻想なのだけども)中2女子の心にフリッパーズが突き刺さったのが原体験であるのと、「オザケン」という王子様に出会ったのが原体験であるのでは態度が違うのは当たり前なんだよねえ。

泣きたくなった。ネガティブとかポジティブとかわからんけど泣きたくなった。

私は、私が生まれ育ってその国の言葉を使って生活している国を小沢健二に「絵本の国」と名付けてもらったのがまず嬉しかった。この国で何があっても、でも「絵本の国」だ、と思うとちょっと楽になれる。絵本を信じることはできる。絵本と一緒に育ってきた。絵本を手放さずにずっと生きてきた。最近は、友達のもとに誕生した赤ちゃんには絵本を贈ることにしている。だから「絵本の国」に生きていることは自分を肯定することになるから嬉しい。