読み逃し

ちょっと前のAERAサイバラ先生のインタビューが載ってたらしいのですけども、多分それのフォーマットは以前槙村さとる先生が取り上げられた時と同じようなものだと思うのですけども、それをスルーしまして、ネットをしばらく流してみましたが、部分的な引用しか読めなくて大変悔しく悲しい。専用ブラウザ落としても所詮マカーだし。私はその号のAERAの表紙は見ているだけに余計悔しい。槇村さとる先生のあのインタビューは今でもたまに読み返すので、西原先生のを逃した自分に怒りを覚える。

話は少し変わります。
私も海の近くで育った人間なのですが、西原先生の描く海って懐かしいけど違うんですよね。『ゆんぼくん』の最後で山の形が違うとかそういう話があったけども、西の方の海って私の知らない海だなあと思います。Coccoの歌を聴いてて浮かんでくる情景まで行くと、ヴィジョンは流れ込んでくるんですけども、それは全く私の知らない南国の海の様子なんですよね。

私の知っている海は石川啄木が詠んでいる海で、山本直樹が描く海で、でも、あの潮風に吹かれながら思ったり感じていたりした事はきっとサイバラ先生やCoccoと変わらないと思います。

東京湾は私達の海とは違う、と思う。無邪気にはしゃげないんだよなあ東京湾見ても。部分的にはグっとくる所はあるんですけど違う。少し前まで首都圏とそれをちょっと外れたあたりを仕事でドサ回りしていて気付いたのは、私の知っている海に似ている海は船橋にあるという事。船橋はいい。住みたいとは思わないけど何かの機会に行くにはいい。

日本には沢山の海の風景があるのですけど、山に比べるとどうもきちんとまとめられてない気がしますよ。日本百名山はあっても海ヴァージョンなくね?

あとここまで海の話書いてるけど、私は泳げません。なので浜辺でピチャピチャやってんのが好きです。あと人と連れ立って行くのもあんまり好きじゃない、海に一人でいってピチャピチャやってんのが大好きです。泳げないって距離がなんだか重要な気がする。プールではなんとか犬かきは出来るのですけど、海で泳ぐのが怖いのですよ、なんとなく。あと泳いだら、ていうか泳がなくてもあの中入ったらビカビカになるし。そうだ、高校選ぶ時に水泳がないってのもポイントだった。私は小学校以来水泳の授業を受けた事がありません。泳ぐの嫌い、めんどくさい、目痛い。ほんでアトピーにしみる。