桜花賞馬が相次いで

ベガ死亡というニュースを昨日見たんですよ。

名牝ベガくも膜下出血で死す
http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20060818-77064.html
 2冠牝馬ベガ(16歳)が16日、けい養先のノーザンファーム早来(北海道安平町)でくも膜下出血のため死んでいたことが分かった。現役時代に桜花賞オークスを制覇しただけでなく、母としてもアドマイヤベガアドマイヤドンと2頭のG1馬を出すなど、日本競馬のレベルアップに大きく貢献した。

 希代の名牝が故郷ノーザンファームで16年の生涯を閉じた。ベガに異常が発見されたのは16日午前9時。夜間放牧から馬房に戻す際に、眼球動作と歩行に乱れが確認された。獣医師の診察を受けて経過観察中、午後になって容体が急変。同日午後2時に息を引き取った。死因はくも膜下出血。夜間放牧中に何らかのアクシデントで転倒し、頭部を強打したものとみられる。

 ベガは競走馬としてだけでなく、繁殖牝馬としても抜群の実績を残し、競馬史に名を刻んだ。トニービンの初産駒として、栗東の松田博厩舎から93年1月にデビュー。2戦目から武豊騎手とコンビを組み、3戦2勝で迎えた桜花賞ユキノビジンを首差かわして1冠を獲得した。続くオークスは同じライバルに1馬身3/4差をつけ、史上9頭目牝馬2冠を達成した。

 母になってからは、初産駒のアドマイヤベガがいきなりダービーを制覇。2番子のアドマイヤボスセントライト記念を勝ち、3番子アドマイヤドンはG1・7勝を挙げた。

 1歳牝馬ファルブラヴ産駒が最後の子。残念ながら骨折で競走馬への道は閉ざされたが、ベガの遺伝子を受け継ぐ唯一の牝馬として後世に血を残す。ノーザンファームの秋田博章場長は「多くのファンの方々よりご声援をいただき、見守られてきたことに心から感謝を申し上げます。1頭だけ残してくれた牝馬に夢を託したい」と話した。

 亡きがらは、社台スタリオンステーションの小高い丘の上に埋葬される。そこは大種牡馬サンデーサイレンスノーザンテーストトニービンなど、社台グループの数々の功労馬が眠る墓地。ベガの功績は死してなお、たたえられる。
[2006年8月18日8時26分 紙面から]

ネット上の新聞記事って消えてしまうから全文コピペったった。昨日ちょっとつらくてこの事について書けなかった。私、この世代の牝馬好きだもの。ノースフライトが一番好きだったけど、でも、競馬覚えてる最中(ベガの桜花賞は高校2年の時。友達いない子ちゃんだったので1人で出来る競馬予想にのめり込んでた)に出会った馬達だから、思い出すよね、「ベガはベガでもホクトベガ」とか。あれって実況誰だったのかな、と思って調べたら関西テレビ馬場鉄志アナだった。インターネット便利だな。私、今フィギュアスケート見てて、塩原アナがとやかく言われてるの見るとちょっと心が痛むんですよね。フィギュアスケートファンがとやかく言うのも無理ないんだけどさ、一方、私は競馬にのめり込んでいた時期があって、その時、塩原アナが牝馬実況やるとちょっと当たり気分になっていたので、まあオークス実況気分であのフィギュアスケート実況聞いてると、なんとかやりすごせなくもないので、強くは擁護できないですけど、競馬実況の時の塩原アナは競馬的にはまあ無難ですよ、と一応小さな声で言いたいです。サカヲタ的には競馬実況時とサッカー実況時の青嶋アナの扱いの違いにも心が痛むところはありますが、この人の場合はサカヲタと競馬ヲタはかぶる所多いから、わかってる人は多そうだからいいんだけど、フィギュアスケートヲタと競馬ヲタあまりかぶってないみたいだから。「赤いパンツのナショナル王者」とかね、そりゃ私もポカーンとはしたけどね、競馬脳引っ張り出すと、理解できるんだよね。「お姉さん達、待ってなさいよ」なんか典型的な牝馬G1脳だよね、これ、3歳牝馬古馬牝馬が激突するようなレースで使われたらゾクゾクしますよ、ただ、澤田亜紀ちゃんが馬じゃなかっただけ。「赤いパンツのナショナル王者」もね、これ、ジャパンカップあたりで日本代表で一番人気の馬で使われたらいい意味で鳥肌立つと思うんだよ、ただ、高橋大輔さんが(ry

とか書いてんのは、できるだけ競走馬のことに触れたくないからです。だって、もう一頭桜花賞馬が、しかもまだ現役の馬が、ベガに続いて逝ってしまったことに、私はまだ向き合えてなくて絶句したままだからです。

変則2冠馬ラインクラフトが急死…調教中に急性心不全起こす
http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200608/ke2006082001.html
昨年の桜花賞、NHKマイルCを制したラインクラフト(栗・瀬戸口、牝4)が19日午前6時ごろ、放牧先の北海道・安平町のノーザンファーム空港牧場で調教中に死亡した。急性心不全だった。競馬界では、16日に平成5年の2冠牝馬ベガがクモ膜下出血で亡くなったばかりで、関係者に衝撃が走った。
平成16年10月16日に京都でデビューしたラインは、新馬戦→ファンタジーSと連勝して臨んだ阪神JFでは1番人気で3着。しかし、翌年の桜花賞でGI初制覇。その後は、オークスには向かわず、距離適性を重視してNHKマイルCに挑戦して優勝。牡馬相手でも通用するスピードを見せつけた。今春もサンスポ杯阪神牝馬S圧勝、高松宮記念2着。5月のヴィクトリアマイル9着後、リフレッシュのため北海道に放牧に出され、復帰予定のスプリンターズS(10月1日、中山、GI、芝1200メートル)へ向け、今月末に栗東トレセンに帰厩することになっていた。
デビュー戦から全て手綱を取った福永祐一騎手(29)は、この日の小倉競馬終了後にコメント。「まだまだ活躍できたのに残念です。思い出のレースは桜花賞です。ボクに自信を与えてくれたし。苦しい競馬しか知らずに、子どもを残すこともできなかった。自分が何もしてあげられなかったのが辛いです」と唇をかんだ。
ラインは14年4月4日、北海道早来町(現安平町)生まれ。父エンドスウィープ、母マストビーラヴド(母の父サンデーサイレンス)。馬主は大澤繁昌氏で、所属は栗東瀬戸口勉厩舎。通算13戦6勝。重賞は16年GIIIファンタジーS、17年GI桜花賞、NHKマイルC、GIIフィリーズR、18年GIIサンケイスポーツ阪神牝馬Sの5勝。総獲得賞金は5億563万円。
ラインクラフトを管理していた瀬戸口勉調教師
「今後は短距離路線を歩み、まずはスプリンターズSを目指すことにしていました。期待していたので、非常に残念です」