読む我、見る我

ETV特集で、オルハン・パムクに密着していて、彼と大江健三郎の対談の中で「『我思う故に我あり(コギト・エルゴ・スムを使ってたかどうかは聞き取れなかった)』と言いますが、私の場合は「我見る故に我あり』です」と語っていて、深い所で共感した。大江健…

再読して気付く事

「親指Pの修業時代」の文庫版をなぜか持っていなくて、やっと最近買いそろえたんですけど、長編小説の作法というのが、今併読している「万延元年のフットボール」でもそうなんだけど、キャラクターよりテーマが重視されてしまうと、どうしても登場人物が物語…

タイピングがデトックスだったらしい

腱鞘炎でタイピングできないと大変にストレスがたまりますね!それでこじらせた人間がいうことじゃないですけどタイピング自体が楽しいです!(ほんとはまだ休ませなきゃダメ) で、日曜深夜になるのか月曜早朝になるのかわかりませんけど、「水曜どうでしょ…

青春期に遅れた私

大江健三郎「個人的な体験」読了。素晴らしく優しく青春の蝋燭の火が消える間際の煌めきを描いた小説でした。著者本人もあとがきで述べていたけどまごうことなく『青春の小説』だった。鳥が現実に生きることを決断し、鳥の夢を火見子が受け継ぎ、それぞれが…

次のフェーズへ

思う所あって最近英語の童話を寝る前に聴いています。自発的に言語を習得する時に私が最初にやったことは絵本を読むことだった気がするので原点に戻ってみましたら、ある言語を母語に直さずにイメージで捉えること(言語習得でよく言われる上達のコツ)がど…

ネーム的な何か

切り始めました。小説家始めました。やっと時が来た。意外な場所で背中を押されて、ポンと書き始めました。 賞を穫りたいとか大学を卒業したいとかそういうものもなく、自分のために書き始めたので、今後どういう展開になるのかわからないのですが、自分のペ…